ほめことば? と 受けとり方
5月19日のマイメロセラピーより
☆マイメロセラピーについて
マイメロディがラジオでリスナーの悩みや思いに答える番組
TOKYO FM 月~木 19:48~19:51 YOU TUBE、JFN PARKでも聴けます
そのままでいいんだよ - プカプカの日記
この日のおたよりは
「私は絵を描くことが好きなのですが、周りにとてもうまい子がいて、
どうせ描いてもうまくならないし、と卑屈になってしまいます。
絵を描くこと以外にも、人とすぐくらべでしまい、
落ちこんでなかなか立ち直れません。」
というもの。
マイメロさんは、友だちのピアノちゃんとお絵かきしたときのことを話し、
「その絵をぞうさんに見せたらね、
『ピアノちゃんの絵はやさしい色のお花がきれい』
メロディには『たくさんのお花を描いてがんばった』ってほめてくれたよ。
〇〇さんのすてきなところが絶対あるから、落ちこまないで。
しょんぼりしちゃったときは、またすてきな絵を描いて楽しい気持ちになってね。」
と答えていました。
ちなみにぞうさんは、みんなのお兄さん的存在だそうです。
以前ここ↓で書いた通り、絵心のない私。
kujiragumo-pukapuka.hatenablog.com
いやいやマイメロさん、「たくさん描いてがんばった」って、
絵についてのほめことばじゃないでしょう、と聴きながら突っ込みたくなってしまったのですが、
次に続く「〇〇さんのすてきなところが絶対あるから」という言葉にハッとしました。
そうか、どちらの絵が上手かということでなく、
やさしいとか力強いといった色使いや雰囲気、
限られた時間でたくさん描く、ひとつの絵をじっくり描くといった姿勢など、
人それぞれ、その人ならではのすてきなところがあるのですね。
他の人がいいな、と感じてくれる要素もまたさまざまだと思います。
私は聴きながら勝手にマイメロさんとピアノちゃんの絵の上手さをくらべてしまったけれど、
ぞうさんは、どちらもすてきだと言ってくれているのですよね。
そんなぞうさんも、ぞうさんの言葉を素直に受けとれるマイメロさんも、
2人ともすてきだな。
そういえば小学生の時、一度だけ校内図画展で賞をいただいたことがありました。
駐車場に咲くたくさんのコスモスの絵を描いたのですが、
コスモスの花びらをすべて微妙に違う色に塗ったので、
これは努力賞でしょ、と思っていました。
いや、でも、それはそれですてきだったかも、と今回マイメロさんのおかげで気づきました。
あぁ、もっと素直に受けとって喜んでよかったんだ・・・
私にとって、記念すべき最初で最後の絵の賞だったのだから。
というより、賞をもらうかどうかにかかわらず。
絵本作家のヨシタケシンスケさんは、素朴なイラストがなんとも和む作家さんですが、以前テレビの対談番組でこんなことを話していました。
「自分の絵に自分で色をつけるとイメージどおりにならない。
前はそれがコンプレックスだったが、今は自分はイラストだけ描いて、色づけは他の方にお願いすることにしている。
そのほうがいいとわかった。」
ある人には思いもよらないところを、周りの人がすてきだと言ってくれて気づいたり、
ある人のすてきなところが、周りの人のすてきなところと合わさって、もっとすてきになったり、
すてきなところが見つかるヒントは意外と身近にあるのだから、
ちゃんと気づいて、それを素直に受けとれるようになろうと思うのでした。